2003年10月1日 東芝キヤリア・トランジコールド株式会社との提携による環境配慮型
           発電式インバータ冷凍装置搭載のトラックのメンテナンスリース業務開始について

 当社ではこのたび、東芝キヤリア・トランジコールド株式会社(以下同社、本社:神奈川県横浜市 代表取締役:齊藤 修)との提携により、同社の発電式インバータ冷凍装置(以下、同製品)搭載のトラックのメンテナンスリース業務を開始しましたので、お知らせします。
 同製品は、下記の特徴の通り、環境に配慮した製品であること、メンテナンス経費の大幅削減が可能なことなど、様々な特徴を備えています。
 当社は、こうした環境に配慮した車両のメンテナンスリースを通じて、地球環境保全・資源保護との調和、及び汚染の予防に努めてまいります。
※ 同製品の特徴は、
1. 環境にやさしい
停車時にアイドリングをストップしても保冷が可能なため、騒音や排気ガスを防止できます。また、エンジンルームから冷媒回路を除き、フロンガス排出を減少。スマートエコロジーと安心温度管理を実現しました。東芝発電式(三電源)冷凍装置は他社の追随を許さない、画期的な次世代型冷凍装置です。
2. 三電源方式
1つのコンプレッサ(完全密閉型ロータリーインバータコンプレッサ)を3つの電源(発電機・バッテリー・市中電源)で駆動させる構造からなり、従来にない様々な特徴を持っています。
3. メンテナンス経費の大幅削減
高温で多振動のエンジンルーム内から最も故障の多い圧縮系部品(コンプレッサ・クラッチ等)を取り除くことによって、ガス漏れなどの故障を半減し、フロンガスの放出も防止。メンテナンス低減、経費も燃費も大幅に削減できます。
4. 安心品温管理
渋滞によるノロノロ運転や信号待ちによるエンジンの低回転時など、走行状態に関係なく、常に設定温度を確保します。また配送中にエンジンを止めてもバックアップシステムで安心の温度管理をします。
東芝の最先端インバータ制御が、必要な温度を必要な時に確保します。
5. 省エネ
(1)  エンジン使用時の軽油使用量削減
バッテリーによる運転ができるため、配送停車時のアイドリングストップが可能になります。これにより従来機種に比べ17%軽油使用量が削減できます。さらに、インバータによるソフト始動の効果として12%削減、逆にバッテリー充電等のロス2%を差し引いても、年間で27.8%の軽油使用量削減効果があります。
(2) 夜間冷却時の電力使用量削減
長時間運転する夜間冷却には、インバータによる能力制御とソフト始動が効果を発揮しますので、年間で22.8%の省電力になります。

なお、この提携による当社の当期業績に与える影響に関しては、軽微であります。

(ご参考)
東芝キヤリア・トランジコールド株式会社の概要
本社所在地 :神奈川県横浜市中央区日本大通14番地(三井物産ビル)
代表取締役 :齋藤 修
設立 :昭和61年12月1日
資本金 :90百万円
従業員数 :30人
事業内容 :■陸上及び海上輸送用の車両・船舶・コンテナー等に設置する冷蔵・冷凍機器それらの部品・付属品の輸出入及び販売並びにその据付工事、附帯事業。
 ■ 商品は親会社である東芝キヤリア社の富士工場および米国キヤリア社の米国工場、フランス工場等から調達。
【添付資料】
同社製品パンフレット
東芝パンフレット