では、「いい会社ってどんな会社だと思いますか?」と聞かれたら、どんな会社をイメージするでしょうか?
・有名な上場企業
・給料の高い会社
・休みが取りやすい会社
・社員食堂が無料の会社
・おしゃれなオフィスの会社
など、いろいろなイメージが浮かぶと思います。
インターネットで「いい会社」と検索すると、さまざまなランキングが発表されていることが分かります。
分かりやすいのは「平均年収ランキング」。
昔から「高い年収」という軸でのランキングはありましたが、最近は年収だけではなく、さまざまな指標でのランキングが出てきています。それだけ、給与だけが主要な指標ではなくなってきているということです。
例えば「有給休暇取得率ランキング」。
有給休暇は、2019年4月より取得が義務化されましたので、しっかりと取得できている必要があります。「ホワイト企業ランキング」というのもあります。平均年収や平均勤続年数などから作ったランキングだそうです。給与が高いだけではなく、長く勤めている人が多いのがホワイト企業という考え方ですね。
また「働きがいのある企業ランキング」というのもあります。
こちらは、企業に関する口コミを集めているインターネットサービスが発表しているもので、書き込まれた口コミ(社員・元社員による職場環境に関する評価点)を基準にランキング化したものだそうです。
これらのランキングは、何かしらの数値を基準に集計していることが分かります。
もちろん、そのような統計的な発想で、「いい会社」を見ることもできると思います。
でも、自分が就職するかもしれない会社を、統計数値だけで判断してしまっていいのでしょうか?