どんな仕事であっても向き不向きはあるものです。まずは金融業界に向いている人の特徴をおさえて、自分と照らし合わせてみましょう。
論理的思考力の高い人
金融業界では、筋道立てて考えられる思考力が求められます。大きなお金を扱うことも多い金融業界では、ひとつのミスが顧客を巻き込む大きな事故につながる可能性があるためです。とくに資産運用に関わる職種や情報をリサーチして分析する職種では、一時的な感情ではなく冷静に分析できるスキルが大切です。
また営業や窓口業務では、最適な提案をするために論理的に考え、顧客にわかりやすく伝えなくてはいけません。
対人スキルが高い人
お金に関する仕事を依頼されるには、信頼してもらうことが何よりも大切です。そのため顧客と積極的にコミュニケーションをとり、信頼関係を築ける対人スキルが求められます。
また最適な提案をするには、顧客のニーズを汲み取るためのヒアリングスキルも必要です。コミュニケーション能力が高く、相手の立場に立って考えられる人は、金融業界に向いているといえるでしょう。
新しい情報を収集する意欲が強い人
お金の動きは社会の動向と連動しているため、日頃から新聞やニュースなどで情報を収集しておくことは必須です。新しい情報を収集するのが好きな人、好奇心や探究心の強い人は、金融業界が合っているでしょう。
また、最近ではAIや情報技術の発達により、FinTeck(フィンテック)という新しい言葉も登場しています。FinTeckとは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、キャッシュレス決済や暗号通貨などのサービスが該当します。常に変化し続ける業界に対応できるよう、新しい情報に対しても常にアンテナを張っておくことが大切です。
忍耐力のある人
忍耐力のある人も金融業界に向いているといえます。金融業界の仕事は、命の次に大切といわれるお金を扱うため、プレッシャーや苦労も大きくなりがちです。営業職では重いノルマが課されることも珍しくありません。
また早い時間からの出勤や、遅くまでの残業に耐えうる体力も必要です。ストレスやプレッシャーに対して、自分の心や体をうまくコントロールできる人は、金融業界でもしっかり活躍できるでしょう。
丁寧に仕事をできる人
ひとつひとつの仕事を丁寧にできる人も、金融業界に向いています。大きな金額を扱うことも多い金融業界では、確実性や正確さが求められるためです。見積もりや契約書の作成、顧客への送金など、間違いが許されない業務も少なくありません。丁寧な仕事には思いやりが大切です。日頃から相手の立場に立って考えるクセをつけておくとよいでしょう。