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女性のキャリアプランに必要なことは?事前準備や考え方について解説

「男女の格差是正」が話題に挙がることが多い一方で、女性が男性と同様のキャリアを築いていくことは、とてもハードルが高いのが現状です。家事や育児と仕事を両立しながら、理想のキャリアプランを築いていくために、重要なポイントを解説します。


人生100年時代と呼ばれる現代では、長期にわたってキャリアを続けられる働き方が大切です。しかし、結婚や出産、育児、引っ越しなどのさまざまなライフイベントを考慮すると、どのように女性のキャリアプランを考えればいいのか分からない方もいるのではないでしょうか。

ジェンダーレス対策が取られているとはいえ、男女格差などが完全になくなった訳ではありません。女性のキャリアプランを立てる際には、大まかな人生設計を考えたり就職先の福利厚生なども考慮したり、事前に準備しておくことで長く活躍できる可能性が高まります。

一方、キャリアプランで悩む原因や、意識しておくべきポイントが分からなければ、事前準備のための行動もできませんよね。

今回は、「女性がキャリアを長く続けていくための必要な考え方や事前準備など」について詳しく解説します。

ロールモデルごとのキャリアプランも紹介するので、ぜひ今後の就職活動の参考にしてください。

目次

女性がキャリアを築けない要因

「男女格差の是正」が常に話題となっている現代の社会で、女性が男性と同じようにキャリアを築くことのハードルが高いのは、なぜなのでしょうか。主な4つの要因について、詳しく解説していきます。

諸先進国に比べて男性の家事育児時間が低い

日本は他の諸先進国と比較した時に、男性の育児や家事に対する意識改革が遅れている傾向にあります。例えば女性が1日に家事育児にかける時間は、男性が家事育児にかける時間よりも5倍以上にもなるというデータが、その現状を表しています。諸先進国でも女性の方が家事育児にかける時間は多いものの、ここまで顕著な差が出ているのはとても珍しいです。諸先進国と比較した時に、日本は男性が育児休暇を取りにくい環境であることも、大きな原因となっているでしょう。

男性よりも給与・評価が低い

「女性は男性よりも企業内での評価が低くなりやすい」という状況は、今も根強く残っています。各企業の人事部採用担当者も、「出産や育児によって、将来的に離脱してしまう」という考えがあり、その考えが不当な評価の低さの原因になってしまい、男性よりも給与も低くなってしまうケースが多く見られます。

管理職に女性が少ないため職場全体サポート体制が整っていない

職場での目標となる「管理職」に就いている女性の割合が低く、「女性ならではのライフプランの中で、キャリアアップを目指すビジョンが見えにくい」という状況になってしまっています。管理職に就く女性の割合が低いと、社内に強い影響力を与えられる女性も少なくなってしまうため、セクハラ・マタハラなどのハラスメント問題が発生する傾向も高まってしまうでしょう。

出典:帝国データバンク:女性登用に対する企業の意識調査(2021年)

結婚・出産・育児とキャリアを両立できない

令和3年版少子化社会対策白書の調査によると、未子の妊娠判明を期に退職した正規女性社員は、「仕事と育児の両立が大変」という理由が30.2%。非正規女性社員は、「家事・育児の時間を増やすため」という理由が29.7%と、勤務時間と家庭の時間の両立がとても大変で、それが原因で退職してしまう方が多いことがわかります。両立のために勤務時間を減らすなど試行錯誤をしても、それが周囲の反感を買ってしまい、マタハラにつながってしまうケースもあるでしょう。

出典:令和3年版「少子化社会対策白書」

女性がキャリアを考える際に意識すること

女性が男性と同じようなキャリアを築いていくことは、簡単なことではないわけですが、そんな社会の中でどのようにキャリアプランを描いていけば良いのでしょうか。大きく4つの重要なポイントがありますので、ぜひご自身のキャリアプランニングに活かしてください。

私生活や仕事に対するそれぞれの目標・夢を決める

ご自身が人生を生きるうえで、「最も重要な目的や目標」を決めることで、選ぶべき職種や働くエリアなどが見えてきます。例えば仕事重視の人生を送るのか、家庭との両立を重要視するのかによっても、選ぶべき職場は変わってくるでしょう。

理想のキャリアプランを歩んでいるロールモデルを見つける

ご自身が今後のキャリアを築いていくうえで、「こんなキャリアを歩んでいきたい!」という、ロールモデルとなる女性が見つかると、歩むべき道のりもより明確に見えてきます。その女性に実際に話を聞いて、どういった点を工夫してきたか、キャリア作りには何が大切かなどを学べると良いですね。

行動計画を立てる

理想のキャリアを築いていくために、どんな行動をとっていくべきか、計画を立てていきます。まずは現在の職場、もしくはこれから入社を希望している職場の、産休・育休・職場復帰などの体制を調べましょう。家庭とキャリアの両立が難しそうであれば、周囲に支援してもらえる体制を整え、金銭面での計画も立てていかなければいけません。キャリアを継続しながら、結婚したり、子どもを授かったりしたい場合は、柔軟な体制が整っている職場を自ら見つけていくことも必要です。

ビジョンをパートナーと共有する

ご自身の理想のキャリアプランや将来像を、パートナーと共有することもとても大切です。家事や育児や金銭面のことなど、ビジョンを共有したうえで、パートナーに協力してもらうことで、理想のビジョンを実現しやすくなるでしょう。

仕事重視で女性キャリアプランを検討した場合のモデルケース

仕事への情熱が強く、バリバリのキャリアウーマンとして働いていきたい場合。主に3つのモデルケースが考えられます。

スキルや専門性を高めて職場での必要性を高める

企業で使われるツールの操作スキルや語学力など、専門的な能力を持っていれば、職場でとても貴重な存在になれるので、産休・育休後の職場復帰もスムーズになります。資格を持っていれば、転職の時にも活かせて、キャリアアップにつながることも多いでしょう。

キャリアアップで女性管理職を目指す

女性で管理職に就く方の割合は少ないですが、もちろん全くいないわけではなく、積極的に女性を管理職に登用している会社も、近年では多く見られます。管理職であれば職場では代えの利かない存在ですから、キャリアを継続しやすいでしょう。就職や転職をする際には、その会社で女性がどれくらい管理職として活躍しているか、調査することも大切ですね。

個人事業やスタートアップなどで小さく事業を興す

個人事業主として活動する、もしくは小さな会社を立ち上げるなど、自分で仕事のスケジュールを調整しやすい事業に取り組むのもおすすめです。産休や育休でブランクが開いてしまうと、キャリアアップが難しいケースも考えられるので、自ら事業を作っていく形で、キャリアを築いていくのも1つの手でしょう。

バランス重視で女性キャリアプランを検討した場合のモデルケース

仕事でも活躍したいけれど、家事や育児も頑張りたいという人は、ライフワークバランスがとても大切になってきます。就職や転職の際には、これからお伝えする2つのポイントを意識しましょう。

《産休・育休制度などが整っている職場》
産休や育休の制度が整っていて、ワークライフバランスを重視している会社であれば、無理なく仕事と家庭の両立ができるでしょう。こういった企業は働きながら家事・育児に励む方も多く、急な子供の体調不良等、家庭の事情を考慮してもらえるケースも多いです。

《時短勤務・リモートワークで柔軟に働ける》
近年は在宅で働く事ができる企業や、時短勤務が認められている企業も増えてきました。リモートワークであれば通勤時間を削減でき、家事や育児に時間を回すことができます。仕事にしっかりと集中できる環境を整えたうえで、家事や育児もこなすことができるでしょう。

家庭を諦めずに女性が理想のキャリアプランを歩む方法

ここまでお伝えした、家事や育児と仕事の両立を目指すうえでの4つのポイントをまとめていきます。

 ・パートナーや職場の仲間、先輩など周りに相談して、時には協力してもらいながら働いていく

 ・職場復帰や転職、キャリアアップも視野に入れて、専門的なスキルを磨く

 ・産休や育休の体制が整っている会社を選ぶ

 ・リモートワークや、時短勤務などが導入されている、ワークライフバランスを重視した会社を探す

上記の4つを意識して、理想のキャリアプランを築いていきましょう

年代別の女性キャリアプラン

20代:様々な職場や職種を経験して、自分に適した仕事や環境を見つける。

30代:自分の適性を知ったうえで、市場価値を高めるために、専門的なスキルを高める。

40代:自分の強みを最大限に発揮して、理想のルートを作っていく。管理職を目指してマネジメント能力を磨いたり、自ら事業を創ったりして、大きく前進する。

50代:これまでの経歴やスキルを活かして、職場での昇進を狙ったり、転職でのキャリアアップを目指したりする。業界を変えることが難しくなる年代なので、職場内外で横のつながりを意識的に作る。

まとめ

女性は現状では、男性と同じようにキャリアを築いていくことのハードルが少し高いですが、職場選びやスキルアップに力を入れていけば、理想のキャリアを歩んでいくことも可能だという事が分かっていただけたと思います。ご自身が何を重視して人生を送っていきたいかをもう一度整理して、キャリアプランや行動計画を作ってみてください。


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