それでは、実際に「活躍する」とはどういうことなのでしょうか?
新卒社員が活躍するためには、どういった能力を持ち合わせている必要があるのか、について解説していきます。
学生のみなさんは、どういう能力があれば企業で活躍できると思いますか。
・仕事に直接関わる知識が学べる学部で過ごした経験
・たくさん資格を持っている
などは容易にイメージできると思います。
確かに、知識を持っていることはとても大切です。しかし、知識以上に重視されるのが、「学ぶ能力」です。
なぜなら企業は、常に新しいことにチャレンジし続けています。今までにないスピードで、世の中もどんどん変化していっていますよね。
そのため、現在「知識」をどれだけ持っているかより、「学ぶ能力」のほうが重視されるのです。
例えば、新しい仕事や役職に対して「今までに経験したことがないし、知識もないからできない」「教えてもらったことがないのでできない」と、しり込みしてしまうとどうでしょうか。
新しいことへのチャレンジを拒む人は、たいてい環境に適応できず活躍しているとは言いがたいです。
どの企業にとっても、どんな年齢や職位であっても
「人がやったことのないことをやれる人」「新しいことに挑戦できる人」は非常に重宝されます。
「学ぶ能力」が備わっていれば、主体性も高まり、自らの成長にもつながります。また、「学ぶ能力」が高いほど、新しいことにもどんどんチャレンジしていけるでしょう。
つまり、企業で活躍する人というのは、「学ぶ能力」を持ち「チャレンジできる」人たちなのです。
新卒・若手が活躍するために会社・先輩は何をしてくれている?
では「学ぶ能力」を身につけるには、一体どうすればいいのでしょうか。会社・先輩がどのようにサポートをしてくれるのかを見極める必要があります。
新卒・若手が活躍するためには、研修を通した学びの機会や成長のためのフォロー体制が必要不可欠です。
しかし、学生さんの中には、自分たちは今まで勉強してきたのだから学ぶ力はあると考える人もいるでしょう。確かに、もともと学ぶ能力が備わっている人もたくさんいると思います。
また、教育がない環境でも、経験を重ねるうちに自然と学ぶ能力は身につくのでは?と思う人も多いでしょう。
なぜ、企業・先輩からの教育が大切なのでしょうか?
たとえ、学生さんにある程度「学ぶ能力」が備わっていたとしても、また、教育のない環境で身につけられたとしても、ビジネスで通用するレベルにまでもっていくのは至難の業です。
実際に、研修や教育を通じて会社・先輩から直接教わり、その能力を身につけた場合とは、結果に差が出ることがほとんどです。
ビジネスで通用する「学ぶ能力」を得るためにも、研修や教育を通じて身につけることは必須といえるでしょう。
勉強でもスポーツでも、基礎固めは非常に大切ですよね。ビジネスにおいて「学ぶ能力」は、基礎にあたります。正しく効率的に基礎を身につけるために、企業や先輩からの教育やフォロー体制が整っているかを重視しておくべきなのです。
もしあなたが「新卒から活躍したい」という想いで企業選びをするのであれば、階層別研修、目的別研修、先輩のフォロー体制などの充実度をしっかりとチェックしておきましょう。