営業に向いていない人は、下記5つの特徴を持っている人が多い傾向にあります。それぞれの項目をくわしく見ていきましょう。
自己評価ができない
自己評価ができない人は営業職には不向きです。自分に対して、正しい現状分析ができていないと、課題(=伸び代)を発見しても、適切な解決策につなげられません。問題が発生したときに乗り越えることが難しく、営業成績を伸ばすのも苦労しやすいでしょう。
自己分析に苦手意識がある人は、PDCAサイクルやTEFCASといったフレームワークを利用して、分析の練習をしてみてください。何でも慣れが必要なものです。さまざまな方法を試すことで、自分に合った分析・評価方法が見つけられるでしょう。
不清潔で外観を気にしない性格
多くの人とかかわる営業職は、見た目の清潔感がとても重要です。無精ヒゲを生やしていたり、ビジネスシューズやバッグが汚れていたりすると、相手に不快感を抱かせてしまいます。外観の表れ=仕事に対する姿勢とも捉えられかねません。
また、長らくスーツをクリーニングに出していなかったり、ワイシャツやネクタイ、ハンカチがアイロンされていなかったりしても、だらしない印象をもたれてしまいます。
人間が受け取る情報のうち、80%は視覚からの情報といわれています。営業として第一印象をよくするためには、細かいところまで気を遣う必要があるでしょう。
人の話を聞くことが苦手
営業職にとって「人と話すのが好き」というスキルは大切ですが、人とのコミュニケーションでもっとも大切なのは「相手の話に耳を傾けること」です。日本一のおしゃべり芸人「明石家さんまさん」も、実は聞き手に徹しています。
人と話すのが好きでも、一方的に自分ばかり話してしまう人は注意が必要。話を聞くのが苦手という人は、営業には不向きといえます。
しかし、もし人と話すこと自体が苦手でも、克服したい気持ちがあれば問題ありません。ポイントをおさえて練習をすれば、コミュニケーションスキルは向上できるので、安心してくださいね。
外回りが嫌い
営業職は、基本的に外回りがつきものです。コロナ禍の影響で、オンライン面談が多くなっているものの、外回りが0になるわけではありません。
営業職はほかの部署に比べても、出張やルート営業などで取引先に赴く機会が多くあります。外回りが嫌いだと、営業としてはつとまらないでしょう。
「営業職に憧れがあるけれど、体力がなくて外回りが不安」という人は、諦める必要はありません。仕事をするうちにだんだんと体力がついてくるので、心配しなくても大丈夫です。
人前で話すのが嫌い
営業職は、プレゼンテーションやヒアリングなどの打ち合わせが多いので、人前で話すのが嫌いな人は不向きです。
ただし、回数を重ねることで慣れてくるケースも多いため、「人前で話すのは苦手だけど、営業職には興味があるため、克服したい」という人は、ぜひ営業職にチャレンジしてみてくださいね。
しかし「人との会話や人前でのプレゼンが苦手で、克服するよりは今の自分の強みを生かしたい」という人は、営業職を選ばないのが無難です。