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インタビュー

イチネングループビジョンについて聞いてみた(㈱イチネン農園)

組織改編、M&A、新会社設立、ホールディングス体制への移行など、当社はその姿を様々に変化させてきました。それに伴い、社員数の増加や多様な価値観が混在する環境となっています。こうした中でもイチネングループらしさを失わず、変わらず成長・発展しつづけるためには社員全員が会社の価値観を共有し、成長を目指すためのビジョンを明確にする必要があります。そこで私たちは社内の意識統一のために、グループビジョンを掲げるとともに、浸透活動をおこなっており、今回はそのビジョンに関して社員にインタビューをしました。

■4つの価値観
経営理念を具現化するために、グループ共通のビジョンとして、「事業」「人物像」「組織」「企業風土」を表す、4つの価値観をかかげます。

1.事業を通じて、お客様に便利と感動を提供する≪事業観≫
2.相手の立場に立ち、信頼される人になる≪人物観≫
3.環境の変化に柔軟かつ機動的に対応し、ローコスト経営を徹底追求する≪組織観≫
4.挑戦を是とし、皆がわくわくする自由闊達な風土を育てる≪企業風土≫

目次

日々「挑戦」し、成果としての収量を徹底追及。

■氏名 М・М
■入社年 2021年
■所属 株式会社イチネン農園篠山農場
■役職名 一般社員

Q1.現在の仕事について教えてください。

現在、私は篠山農場にてミニトマトの栽培管理全般に従事しています。ミニトマトの生育に応じて必要な栽培管理やハウス内の環境制御、液肥・農薬散布を行い、常に安定した収量を維持できるように取り組んでおります。また、日々のスタッフの業務について進捗が遅れないように留意しつつ配分し、成果=収量に結び付けられるようにしています。ミニトマトも人間と同じように調子が良い時・悪い時と見せる顔は様々です。その表情を少しでも読み取って収量に結び付け、消費者様の食卓に美味しいトマトを届けられるよう日々従事しています。

Q2.イチネングループのビジョンは「感動」「信頼」「変化」「挑戦」の4つのキーワードで成り立っています。仕事上の成功体験について、いずれかをキーワードに沿って教えてください。

私は「挑戦」です。
ミニトマト長期多段取りをするにあたり目標とされる収量、15t/10aを達成させるため、日々「挑戦」しております。ミニトマトは常に2か月先の姿を戦略的に構築していかないと安定した収量はのぞめません。私の前職での営農指導の知識・スキルを生かし、生育に応じた液肥葉面散布や環境制御に特に注力して安定した収量を継続していけるように栽培管理をしています。成果としての収量が前年実績をクリアし目標に近づけた時はこの上ない喜びです。今後は系列会社であるイチネン農園日高村農場・南国農場とも情報交換を密にし、優良農家視察等ノウハウの蓄積を充実させて、利益を生む農業の実現につとめていきたいです。

Q3.イチネングループはまもなく100周年を迎えます。ご自身はどうなっていたいですか。

篠山農場の責任者としてミニトマトの安定多収に努め、部下・スタッフを育成しまとめていくことはもちろんですが、将来的にはミニトマトや水耕栽培だけではなく、地域特産物の買取販売や圃場を借り上げての土耕栽培にも取り組みたいです。黒大豆や黒枝豆、山の芋など丹波篠山ブランドの販路拡大のお手伝いや少ない面積でも取り組める収益性の高い野菜栽培の紹介等を通じて、丹波篠山の農業を盛り上げる一翼を担って、会社だけでなく地域にも貢献できるようになれればと思っています。

お客様の広がりで「信頼」を感じる。

■氏名 U・S
■入社年 1987年
■所属 株式会社イチネン農園篠山農場
■役職名 一般社員

Q1.現在の仕事について教えてください。

私は現在、水気耕栽培にてミニトマトの栽培/販売を行う篠山農場において、ハウス内での収穫作業、水耕栽培に必須な養液の作成/補充の他、主に収穫したトマトの選果、箱詰め、配達や発送を担当、それにかかる売上/請求/入金などの金銭管理、総務/人事/経理/債権等本社との窓口としての篠山農場における管理全般を行っています。割れたミニトマトは選果や箱詰め時に除いたり、色が少し薄いミニトマトは農場で追熟させてから出荷するなど、少しでも品質を上げ、取引先のお客様に満足していただけるよう仕事に取り組んでいます。

Q2.イチネングループのビジョンは「感動」「信頼」「変化」「挑戦」の4つのキーワードで成り立っています。仕事上の成功体験について、いずれかをキーワードに沿って教えてください。

私は「信頼」です。
パン屋さんやラーメン屋さん、レストラン等、小口のお客様の箱詰めにあたっては、お客様からお聞きした話やミニトマトをどのようにお使いになられるかを思い浮かべながら、箱詰めを行っています。2020年12月福岡のパスタ屋さんから始まったお取引は、大きさや形、色が粒揃いで使いやすいとの評価をいただき、1回あたりは3~4kgと少量ながら、週に1~2回の継続的な購入をいただいて、現在では、ご紹介により、表参道のバル、恵比寿のラーメン屋さんとお客様のグループのお店にも広がって、継続的なご注文をいただいております。篠山農場のアイコトマトを気に入って、継続してご購入いただけるお客様を増やしていきたいです。

Q3.イチネングループはまもなく100周年を迎えます。ご自身はどうなっていたいですか。

100周年となる2030年には、私は66歳となります。
定年を過ぎ、現場に居られるかは分かりませんが、自分に出来ることでの業務支援やこれまでの経験を生かして周りの方がより力を発揮出来るような関わり方が出来ればと思います。
イチネングループのサポーターとしてお役に立てるよう、これからも日々の業務への取り組みで少しずつでも成長して行きたいと思います。

取材先プロフィール情報

イチネン農園 篠山農場(兵庫県丹波篠山市)
私たちの事務所は丹波篠山市にあります。丹波篠山市は盆地で、昼夜の寒暖差が大きいことから霧が発生しやすく「霧の町」とも呼ばれ、秋から冬にかけて風物詩の「丹波霧」を見ることができます。
そんな丹波篠山では黒大豆が有名ですが、私たちが栽培しているのは黒大豆ではなく「ミニトマト」で、ハウス面積約2,500㎡という規模で栽培しています。
農業といえば土で育てることが一般的ですが、篠山農場では養液を循環させ続け栽培をする「水耕栽培」をおこなっており、農業におけるかん水作業や追肥作業の省力化、さらにハウスの側窓の開け閉めや噴霧器など環境制御をデータ上でおこなうことによって自動で装置を動かせるため、そこに時間を割くことをせず、栽培管理や収穫に専念できる環境になっています。

篠山農場では、現在派遣・パートを含め8名で作業を回しており、日々の管理でミニトマトの様子を確認、必要な管理をし、イチネン農園のモットーの1つである「安全、安心、美味しい野菜を食卓へ」届けられるように日々頑張っております。

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