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就活情報ホントのトコロ

就活前に知っておきたい企業における研究・開発職のやりがい

理系大学生・大学院生に向けて、企業の研究・開発職の魅力を発信しています。
大学で研究を続けるべきか、企業に就職すべきか検討段階にいる学生も多いことでしょう。
企業ならではの研究・開発。アカデミックな研究機関では味わえないやりがいや魅力は一体なんなのか、若手社員の意見も交えて紹介します。

目次

研究・開発職ってどんな仕事?

理系で研究・開発職を目指している大学生・大学院生は、研究室で研究をしていることと思います。研究テーマは人それぞれで、すぐにでも企業の製品に活用できそうな研究から、新たな発見をするまでひとつのテーマを深堀りする「基礎研究」までさまざまだと思います。

そして卒業後には、大学などの研究機関に残って研究を続ける人もいれば、企業に就職して研究・開発職に就く人もいます。

企業に就職する場合は、「医薬品」「医療機器」「素材・化学メーカー」「電気機器」「エネルギー」「食品メーカー」など、さまざまな分野で研究・開発職の人材が求められています。

業種によって実際の業務内容は異なってきますが、大枠では下記のような業務を行います。

【分析装置を使った実験・評価】

さまざまな実験を実施し、それぞれの実験でどのような差異が生じたのか、その要因が何かを評価・分析する業務です。

【試料サンプルの作成】

特定の目的のために、さまざまな試料を組み合わせて試料サンプルを作成します。

【データ解析】

実験データをパソコンに入力し、その結果を分析します。

【分析・評価結果の報告】

データ解析などから推察されることについて、報告書にまとめます。

研究職と開発職

研究機関の研究では、いつ答えが出るか分からないけれど、新たな発見を目指すアカデミックな「基礎研究」をしている場合もあると思います。しかし企業の「研究・開発職」は、アカデミックな「基礎研究」とは様子が異なります。

企業の「研究・開発職」は「製品に役立つ研究・開発」のため、研究機関のアカデミックな研究よりも、より製品化を意識した内容です。そして「研究・開発職」は、大きく「研究職」と「開発職」に分類されます。

【研究職】

「研究職」は、文字通り研究を行う業務です。
「基礎研究」と呼ばれる5年・10年先の実用化を目指してビジネスの種を探す仕事と、「基礎研究」で見いだしたビジネスの種が、実際の製品に活用できそうかを研究する「応用研究」に分けられます。

【開発職】

「開発職」は、実際の製品の実用化を行う業務です。
大きく分類すると、3つの分野に分類されます。

企画開発部門が描いた製品イメージを商品化するための「商品開発」。既存の商品や製造時の技術を、より良いものにチューンナップするのが「技術開発」。研究職が生み出した新素材や新技術などを用いた製品を開発する「研究開発」となります。

「研究・開発職」は将来的に、専門性を高め研究や開発を追求していくスペシャリストと、チームで結果を出せるよう導くマネージメントへ進む方に分かれます。

研究・開発職の存在価値

では、研究・開発職の「存在価値」って何だと思いますか?
それは、企業が販売する製品の「価値そのものを創造する」ということです。

例えば、社内の研究・開発職があまり新しい技術や機能を生み出せないメーカーがあったとします。すると目新しい技術はないので、他社の類似品のような製品ばかりになりそうです。

しかし、研究・開発職が優秀な会社では、新素材や新技術を使った機能性の高い製品が生み出されたり、これまで無かった顧客が求めていた機能が盛り込まれた製品が販売されたりするのです。

この「機能性」こそが、製品の「価値」そのものです。
他社には真似できない技術を盛り込んだ製品は、他社製品との競争なく商談ができます。いわゆるライバルのいない「ブルーオーシャン」と言われる環境です。しかし、他社と類似した製品は、価格競争になり兼ねません。この価格競争で戦い合うのが「レッドオーシャン」です。当然「ブルーオーシャン」のほうが、ビジネスしやすいことが想像できますよね。

さらに、これまでに無かった機能性を盛り込んだ製品は、顧客からどのように思われるでしょうか?

例えば、みなさんも使っているかもしれない「ワイヤレスイヤホン」。初めて有線のイヤホンから切り替えた時の気持ちを思い出してみてください。また「水蒸気でパンをふっくら焼き上げるトースター」は、話題に火がついて瞬く間に大ヒットとなりました。

手前みそではありますが、私たちイチネングループの中の株式会社イチネンケミカルズには、車のフロントガラスなどの曇り止め「クリンビュー」という商品があります。50年以上の歴史を持つロングセラー商品ですので、世の中にその価値を認めていただいた商品のひとつと考えています。

そんな世の中を便利にする商品の根本は「研究・開発職」にあるのです。
言い換えれば「研究・開発職」の努力が、世の中を便利にしていると言えるのです。

企業における研究・開発職のやりがい

では企業の「研究・開発職」は、どのようなやりがいを感じるのでしょうか。
改めて「研究・開発職」のやりがいについて考えてみましょう。

商品として世の中に出る喜び

自分が研究した新素材の洋服が発売されて話題になる。自分が開発担当者として改良した食品が発売されて話題になる。自分が開発した新機能の家電製品が発売され話題になる。
考えただけで、嬉しさややりがいはイメージできますよね。

期待され結果を出せる喜び

「開発職」は、会社が製品に求めていることが明確に分かります。
その求められていることに応え、結果を出すことが出来たとき、その達成感は計り知れないものとなります。時には「無理難題を要求された」と思うこともあるかもしれません。ただ、その無理難題を突破した先には、お客様の反応があります。ヒットすれば、テレビやインターネットでも、その特徴について語られるでしょう。その技術を開発したという喜びは、企業の開発職でなければ得られない喜びです。

大きな予算で大きな仕事

企業の研究・開発は、製品がヒットすれば大きな収益をもたらします。
そのため、巨額の予算を投じた開発を行うケースもあります。大規模な開発は、自身の経験値としてもスキルを高めてくれます。場合によっては、技術を学ぶために海外に赴任するようなケースだってあるかもしれません。

最近は、大学などの研究機関や素材メーカーとの共同プロジェクトなどのケースも増えてきています。また、商社などの販売を担当する方からリクエストをいただき、製品の改良をしていくケースもあります。そのため企業の開発職は、さまざまな高い技術や知識を有する人たちと切磋琢磨しながら仕事をしている喜びもあります。

現場社員に聞いた研究・開発職のやりがい

それでは、実際に現場で働く研究・開発職の社員は、どんなことにやりがいを感じているのでしょうか。私たちイチネングループで、化学分野の研究・開発を行っている株式会社イチネンケミカルズ研究開発センター勤務の社員のコメントを紹介します。

株式会社イチネンケミカルズ 研究開発センター K.H(2017年入社)

2020年に、海運業界における環境規制が変わり、船舶の燃料もその影響を受け、燃料油に含まれる硫黄分濃度を引き下げる必要が出てきました。燃料の性質が変わるということは、私たちが開発している添加剤も新たに作り直さなければなりません。

2020年以前から、営業と連携して多方面から情報を収集し、新たな燃料添加剤を作るための試験を行っていました。何度も壁にぶつかり、試行錯誤を繰り返していましたが、規制後の燃料に対応できる添加剤の開発に無事成功しました。時代と社会の変化にあわせた新たな製品を作ることができ、とてもやりがいを感じました。

※上記は、公開されている記事の一部を抜粋したものです。詳細な情報は、こちらをご覧ください。
2020年に、海運業界における環境規制が変わり、船舶の燃料もその影響を受け、燃料油に含まれる硫黄分濃度を引き下げる必要が出てきました。燃料の性質が変わるということは、私たちが開発している添加剤も新たに作り直さなければなりません。

2020年以前から、営業と連携して多方面から情報を収集し、新たな燃料添加剤を作るための試験を行っていました。何度も壁にぶつかり、試行錯誤を繰り返していましたが、規制後の燃料に対応できる添加剤の開発に無事成功しました。時代と社会の変化にあわせた新たな製品を作ることができ、とてもやりがいを感じました。

※上記は、公開されている記事の一部を抜粋したものです。詳細な情報は、こちらをご覧ください。
https://www.ichinenhd.co.jp/ichinen_recruit/interview.php?prc=detail&cmd=default&sid=9

株式会社イチネンケミカルズ

自動車のフロントガラスくもり止め・油膜取りとして有名な「クリンビュー」のブランドでカー用品等を製造している化学工業メーカー。

「住みよい地球環境と人々の暮らしの向上に貢献する」という創業以来の企業理念のもと、化学薬品・工業薬品を中心に、お客様に喜ばれる製品を国内外問わず、世に送り出すことで地球環境と人々の暮らしを豊かにしています。とりわけ、主力製品である液体燃料添加剤は火力発電所や鉄鋼工場といった皆さんの生活には欠かせない施設を支えており、その販売量は国内シェアトップクラスを誇っています。

https://www.ichinen-chem.co.jp/

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