エントリーまでにやることは、自分と企業について深く知ることに加え、自己PRにつながる経験をつんだり、筆記試験・面接に向けた対策をとったりと、盛りだくさんです。
インターンシップ
実際の業務を体験できるインターンシップ(インターン)は、説明会だけでは分からない職場環境・雰囲を知れるので、企業への理解を深めるのに有効です。
参加したい方は、企業のコーポレートサイト・ナビサイトなどからエントリーしてください。企業によっては、面接選考が実施されるので、対策をおすすめします。
アルバイトのように長期間実施されるインターンの場合、通年単位のスケジュール調整が必要です。まとまった短期間に実施される場合、大学を休まなければならないこともあります。つまり、参加にあたりスケジュール管理も求められるので、参加したい企業の選定・日程チェックなどは、早めに取りかかりましょう。
自己分析
自己分析は、就活で外せない準備の一つです。自己分析の目的は、2つあります。
●自分の仕事選びの軸を見つける
●企業への自己PRポイントを探す
これまでの経験から、自身のスキル・性格・強み・弱みなどを見出せます。自分について知ると、今後どのようになりたいか見えやすいのです。
自分の長所や価値観は、仕事や会社を選ぶ基準につながります。就活を始めたばかりだと、働くことややりたいことのイメージが明確でない方は少なくありません。
そこで、自分の得意なことを活かせる環境、達成できるとうれしいことなどを考えると、仕事・会社選びの軸が定まるでしょう。
企業から選ばれるには、いかに企業に貢献できるかアピールしなくてはなりません。よって、自分の強み・価値観から、志望企業の求める人材像とマッチするものを選んで伝えるのが自己PRのポイントです。
自己分析をしないと、熱意の伝わるアピールができないばかりか、長所を活かせない業界・企業を選ぶリスクがあります。活躍できて、心から働きたい企業を選べるよう、就活の基礎とも言える自己分析は早めに始め、方向性を定めましょう。
業界・企業研究
中小企業庁の「最近の中小企業の景況について」という調査によると、日本には421万企業存在します。膨大な企業があるので、業界・企業研究で、興味のある業界・企業は見つかるでしょう。
新型コロナの影響を受けた業界は、少なくありません。ITやAIの普及で、対応できず取り残される企業も出てくるでしょう。そこで、時代の流れとマーケット規模・推移を照らし合わせ、勝ち残る業界・企業を推測することが、求められます。
インターン・アルバイトで働きながら、企業や従業員について知り、業界や会社を深掘りするのもおすすめです。
自分磨き
自己PRに使うエピソードに困らないよう、さまざまな経験を積むことが大切です。
【体験を重ねる】
学生時代のサークル・ゼミナール・アルバイト・ボランティアなどは、視野を広げるチャンスです。自分の体験であれば、感じたこと・身についたこと、どのように社会に活かしたいかなどを自分の言葉で伝えられるので、独自性のあるエピソードになります。多様な経験が、志望動機や自己PRに使えるでしょう。
【人脈を広げる】
社会人との人脈は、就活の軸を決めるのに役立ちます。社会人と出会う機会を増やすには、希望業種・職種に限らず、気になるセミナーや勉強会に参加することです。
社会人から仕事内容や就活の体験談などを聞ければ、どのように働きたいか明確になり、目指す業界・企業が見えてくるでしょう。
OBOG訪問
OBOG訪問は、企業の方とざっくばらんに話す良い機会です。会社・仕事で大変なこと・つらいことなど、説明会では聞きにくいことも質問できます。就活のアドバイスをもらうのも良いでしょう。
多くの方と会い、社員にしか分からない情報を得て、どのような企業に入社したいか考えるきっかけにしてみてください。