続いて、企業選びの軸を見つける方法について解説します。
自己分析をし、価値観を知る
就職後のミスマッチをなくすためには、自己分析が不可欠です。
過去の経験の洗い出し、「なぜ上達できたのか」「なぜモチベーションが続いたのか」「なぜ力が発揮できたのか」「なぜ失敗したのか」というように、なぜを重ねることで自分が興味を持っていることが見極められます。
また、どんな価値観を持っているのか?自分がどんな人間なのかを知ることも大切です。
「成長できる職場で働きたい」「社会を動かしている実感を得たい」「海外に携わる仕事がしたい(海外転勤がしたい)」「どんどんスキルアップできる環境がいい」など、自分の価値観にマッチした企業の業界研究をしましょう。
自己分析と価値観を照らし合わせることで、自然に企業選びの軸が見えてくるはずです。
ネガティブ面も考慮する
理想だけを追い求めて企業選びをすると、失敗する可能性も高くなります。
自己分析で過去の出来事の感情を洗い出したら、ネガティブな気持ちも同時に書き出してみましょう。
「なにが嫌だったのか」と自分が苦手とする部分を明確にすると、企業選びの軸をより鮮明にイメージできます。
業界・企業研究をする
多くの業界、企業を研究・比較することで、自分が必要としているものが見えてきやすいです。
業界内での立ち位置(事業規模、取引先・販売先、資本構成)や企業の特徴(企業理念・事業内容・働く環境)をしっかりチェックし、企業研究をすすめましょう。
また、インターンに参加してみるのもおすすめの方法です。業界や企業についてより深く知ることで、それまでの固定概念やイメージを修正できる場合もあります。
OB/OG訪問をする
実際に働く人のリアルな声を聞くのもひとつの手です。視野が広がり、多角的な視点から企業選びの軸をさらにブラッシュアップできます。
そして「この人が自分のロールモデルだ!」という人に出会えたら、直接、企業選びの軸を聞いてみてもよいでしょう。
実際の例を参考にすれば、自分がどのように就活の軸を設定すればいいのか、ぐっとイメージしやすくなります。