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第58期上半期業績は増収増益で長期経営数値目標である「売上高1,500億円超・営業利益100億円超」へ向けさらに加速してまいります。代表取締役社長 黒田雅史

第58期上半期のポイント

  • 自動車リース関連事業とケミカル事業が堅調に推移しました。
  • グループ全体の上半期業績は、前年同期比で増収増益を達成しました。
  • 中間配当は、前年同期の増配金額を維持し、1株当たり20円となります。

第58期下半期のポイント

  • 株式会社アクセスが2019年11月11日付でグループ入り(機械工具販売事業)しました。
  • 引き続き自動車リース関連事業が堅調に推移し、合成樹脂事業も業績の伸長が見込めます。
  • 通期の業績予測は、下半期も堅調さを維持し、増収増益の見通しです。
  • 第58期(2020年3月期)上半期のご報告をお願いいたします。

    当期は「規模の拡大」を基本に、「品質の向上」「海外展開」「M&A」をテーマとして掲げております。 各事業の上半期における概況をご報告しますと、自動車リース関連事業は、満了車売却が相場価格の下落により利益面で伸び悩みましたが、リース・自動車メンテナンス受託・燃料販売の各事業が順調で、全体として業績の伸長を図ることができました。ケミカル事業は、機械工具商向けのケミカル製品や整備工場向けのエアゾールが着実に売上を伸ばし、燃料添加剤も順調に推移しました。パーキング事業は、ビルやマンション等の建設による解約が増えましたが、営業拡大が進み駐車場管理件数・管理台数ともに伸ばしました。機械工具販売事業は、空調工具及び計測工具の販売が順調に推移する中、卸売事業が依然として苦戦を続けています。合成樹脂事業は、計測機器が前期ほど伸びなかったこともあり、やや伸び悩んだ業績になりました。 以上のような結果、グループ全体の上半期業績は増収増益で、その主な要因は自動車リース関連事業とケミカル事業の堅調な伸びにあります。米中貿易摩擦やそれに関連する中国経済の減速傾向の影響は少なからず国内経済にも波及しており、その点を鑑みると、各事業とも健闘したと評価しております。なお中間配当につきましては、計画通り1株当たり20円とさせていただきました。

  • 株式会社アクセスのグループ化についてその目的と今後の期待をお聞かせください。

    株式会社アクセスは、長年にわたり各種自動車部品・自動車関連付属品の専門商社として卸売事業を展開してきた企業で、全国に営業ネットワークを有しており、約150億円の売上規模を誇っています。また、海外では日本車の需要が大きい中南米やロシア、東南アジア等を中心に営業活動を行っています。当社グループの中では、機械工具販売事業の1社として位置付けていますが、先ほど申し上げたように、各種自動車部品・自動車関連付属品の専門商社であり、ケミカル事業をはじめ他の事業とのシナジーが考えられます。また、東京・大阪・九州ではより地域と密着した営業活動を行ってきた実績があり、その点についても大いに期待しております。

  • 下半期及び通期の主な取り組み、並びに業績の見通しをお聞かせください。

    自動車リース関連事業の中では、株式会社イチネンを存続会社として合併したイチネンBPプラネット株式会社の車体修理管理サービス事業(鈑金・修理等)を、株式会社イチネンの営業ネットワークを活かし、拡大させていく取り組みが下半期から本格的になってきます。加えて、車両販売の海外展開における新たな国へのアプローチも、この下半期に注力していきたい施策です。現在モンゴルに対し、試験的に販売を開始していますが、課題も多く、解決へ向けて加速しなければなりません。来期には軌道に乗せる段階へ進めればと考えております。また、地球最後の巨大市場といわれているアフリカに対しても、アプローチを進めているところです。2020年にはアフリカ大陸自由貿易圏の運用が開始される見通しで、ビジネスフレームと販売ルートの確立に向け、注力してまいります。 ケミカル事業では、インドの石炭火力発電所において、添加剤の試験を実施することが決まりました。環境負荷の軽減、燃焼効率の向上等、製品の特性が認められることを願っております。 パーキング事業は、上半期でも着実に進展が図れた代理店の獲得に、下半期はさらに弾みをつけていきたいと考えております。 機械工具販売事業につきましては、同事業の5社を合併し、2019年4月に株式会社イチネンMTMを設立しましたが、前期にグループ入りした株式会社トヨシマ(現:株式会社イチネンMTM)をはじめ、各企業の支店・営業所の統廃合や老朽化した建物の改築など、当期は基盤整備が課題となります。加えて、株式会社アクセスもグループ入りしたことで、機械工具販売事業としての営業活動の効率化へ向けた取り組みを、下半期から本格化していく計画です。 下半期及び通期の業績は、合成樹脂事業が下半期に遊技機メーカーに対し大幅に業績を伸ばすことが予想されることもあり、増収増益で営業利益も17期連続過去最高を更新できる見通しです。

  • 来期の創業90周年への決意も含め株主様へのメッセージをお願いいたします。

    創業90周年を迎える2020年度は、売上高1,000億円が達成できる見通しです。来期は、新本社ビルの完成も相まって、次の100周年へ向けて新たなステップを踏むための一定の規模と器が整います。 ただ100周年へ向けての道程は、当社グループにとって大いなる変革が求められます。既存事業が時代の変化に合わなくなることも予想され、グループ全体が、既存の事業領域・業界の枠を超え、より多角的に多様性に富んだ事業構成に変化しなければなりません。その厳しさは予想もできませんが、創業以来のチャレンジ精神で、株主様の期待を裏切らない強い企業グループを実現してまいりたいと考えております。