A.Fさん

株式会社イチネンケミカルズ

研究開発センター

2017年入社

K.H

船の運航トラブルを防止するために必要な、「船舶用燃料添加剤」の開発を主に担当しています。研究室内での試験や配合の検討がメインの業務ですが、市場のニーズを把握するためにも、なるべく営業に同行して現場の声を聞くようにしています。実際に船舶で働く人々のことを想像しながら、日々開発に取り組んでいます。【取材日:2020年12月23日】

01
入社のきっかけは?

もともと当社の「クリンビュー」という、くもり止めガラスクリーナーを知っており、とても使いやすく高性能だったため興味を持ちました。また、研究開発センターを見学した際に、社員の方々とお話をさせていただく中で、当社の風通しのよい社風を感じて、入社することを決意しました。

02
これからの目標

製品が作られる工場や、実際に使用される現場、販売されるマーケットなど、広い視野で俯瞰的にものごとを見ながら開発ができる研究員になりたいです。化学の知識や、製品のはたらきの仕組みを知っているのは、研究員にとって基本のことです。開発しようとしている製品が市場に受け入れられるのか、生産される際のコストはどれぐらいかかるのか。机上のことだけではなく、さまざまな現実性を考えながら、今後の開発に取り組んでいきたいと思っています。

03
とっておきのエピソード

2020年に、海運業界における環境規制が変わり、船舶の燃料もその影響を受け、燃料油に含まれる硫黄分濃度を引き下げる必要が出てきました。燃料の性質が変わるということは、私たちが開発している添加剤も新たに作り直さなければなりません。2020年以前から、営業と連携して多方面から情報を収集し、新たな燃料添加剤を作るための試験を行っていました。何度も壁にぶつかり、試行錯誤を繰り返していましたが、規制後の燃料に対応できる添加剤の開発に無事成功しました。時代と社会の変化にあわせた新たな製品を作ることができ、とてもやりがいを感じました。

成長した姿GROWING UP

Before
Before

製品開発をするには、化学の知識はもちろん、実際に使用される現場、さまざまな規制や法律などを学ぶ必要があるので、苦労しました。

After
After

今も覚えるべきことはたくさんあるので、苦労は続いています。しかし、お客様から「トラブルが減ってすごく助かってるよ!」といったお声をいただくこともあり、めげずに新たな知識を学び続けられています。「自分が作った製品が、世の中に貢献しているんだ!」と実感できるので、モチベーションを高く保つことができています。これからもお客様に寄り添った製品を開発できるよう、努力し続けます。

休みの日の過ごし方DAY OFF

休みの日の過ごし方

カメラが趣味で、よく散歩や観光をしながら撮影をしています。当社には有給を連続で5日取得できる制度があります。土日をあわせれば9連休も取得でき、長期の旅行にも行けるので、たまった疲れをしっかりリフレッシュできます。

就職活動中のみなさんに一言

就職活動中のみなさんに一言MESSAGE

自分のアイデアを恐れずに発信してくれる方が入社してくれると、とても嬉しいです。研究を進めていると、どうしても行き詰ってしまうこともあります。そんな時、人の意見やアイデアに触れるのはとても刺激になりますし、次の可能性に繋がります。ぜひ当社で一緒に試行錯誤しながら、世の中に貢献できる新たな製品を作りましょう!